気まま研究所ブログ

ITとバイク、思ったことをてきとーに書きます。

ホンダ ジョルノ 折れたマフラーを補修する

f:id:AonaSuzutsuki:20181107202357j:plain

こんにちは。
今日はいつものバイクネタですが、スーパーカブではなくて原付スクーターネタです。
友人がホンダのジョルノという原付スクーターに乗っているのですが、単独事故だったかを起こしてしまい、マフラーを破損させたらしい。で、この時に中古かなんかでマフラーを買ってきて交換したらしいのですが、サイレンサーの手前で突然ポッキリいっちゃったらしく爆音で困ってるとのことでした。
そんなわけで今日はそんなマフラーを補修した時のことを書いていきます。

故障状態と年式

f:id:AonaSuzutsuki:20181107152447j:plain
現状は写真の通り溶接箇所がポッキリいっちゃってます。下の方にあるボルトも抜け落ちているので結構マフラー自体も下に下がってしまってます。
ちょっと気になるのが元の位置に戻すとかなり隙間があるんですよね。溶接もかなり雑なようにも見えますし、これ前のオーナーもポッキリいって溶接したんじゃないでしょうか。

f:id:AonaSuzutsuki:20181107200205j:plain
詳しい年式などは聞いていませんが、形状を見てる限り恐らくJBH-AF70だと思います。写真は全体像ではありませんが、初期型ではないのは確かです。カウルのホルダーがセパレートになってなかったので最新式でもないですね。
年式やマフラー、故障状態によっては紹介する方法が使えない可能性もあるのでそのあたりは故障箇所を見つつ判断してください。

使った用品たち

f:id:AonaSuzutsuki:20181107153346j:plain
1. 吊バンドA10139-15A
2. Holts ガンガムアルミテープ
3. Holts ガンガムチューブ
4. パーツクリーナー (多分コーナンオリジナル)

オイルドレン補修からの再登場ですが、ガンガムチューブとガンガムアルミテープを今回もガッツリ使っていきます。ただ、これだけだとすぐに外れそうなのでパイプ用の吊バンドで締め付けます。
バンドは補修箇所やエキパイの太さによっても変わるので測ってから購入しましょう。

作業工程

下地処理

まずは下地処理から行います。パーツクリーナーを吹き付けてウエスで拭き取っておきましょう。
ガンガムチューブはまだいいのですが、アルミテープのほうは脱脂しないとちゃんと貼り付いてくれない可能性があるのできっちりやっておきます。
また、今回は作業前に既にパテで埋めたことがあったようなのでそれもきれいに削り取っておきます。

パテ埋め

f:id:AonaSuzutsuki:20181107200112j:plain

次にガンガムチューブでパテ埋めをします。
アルミテープだけでいこうかと思っていましたが、隙間が予想以上に大きいのでパテで接合しておきます。隙間がなくてもテープだけだとうまく貼り付けないと隙間ができたり剥がれたりするかもしれないのでパテ埋めしておくことをおすすめします。

アルミテープで巻き付け

写真を撮り忘れてしまいましたが、パテ硬化後アルミテープで巻き付け固定します。
溶接跡でかなり無理矢理貼り付けましたが、最終的にバンドで締め付けるので取れないくらい貼り付けておけば良いでしょう。一応2枚巻いておきました。

吊バンドで固定

f:id:AonaSuzutsuki:20181107202357j:plain
最後に吊バンドで締め付けます。
ガンガムチューブとアルミテープだけではちょっとした衝撃でぽろっといってしまいそうなのでマフラーごと押さえつけて耐久性が高くなることを狙います。こうしておけばおそらく思いっきり吹かしても大丈夫です。転倒しない限りは外れないでしょう。
ただ、オイルドレン補修でも追記したように ガンガムチューブは水溶性なので雨の後など、どちらにせよ定期的なメンテナンスが必要です。

補修前はわりと音がしていたのが補修後は元通りなほど静かになりました。排気漏れを懸念していましたがそれも見られなかったのでとりあえずの補修としては成功したと思います。
ただ雨の後などはガンガムチューブが溶けてしまう場合があるので定期的にメンテナンスは行ったほうがいいですね。オイルドレンほどきっちり補修しないといけないわけでもないので最悪音さえ気にならなければまあ放置でもいいでしょうけど。
ただ、私のカブのマフラーのほうがうるさかったのですが、カブのエンジンてうるさいんですね・・・。JMCA認定なんだけどなぁ・・・。