気まま研究所ブログ

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Windowsが起動しなくなった時のデータ救出法

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こんにちは。
この記事を執筆するちょっと前に、ホストのWindows OSがお亡くなりになられまして、リカバリーついでにデータ救出方法を残しておきます。
家に帰ってきてゲームするぞと思ったらこれで正直ガチ萎えしてます。

必要なもの

  1. Windowsのインストールディスク
  2. バックアップ用ストレージ
  3. コマンドプロンプトを使う能力
  4. おかしくなってもメゲないメンタル

①について、Windowsインストールディスクは内部のコマンドプロンプトを利用するので必ず必要です。
また、Windowsディスクは正直どれでもいいですが、できればWindows 10のほうがいいと思います。
コマンドが充実していると思うので。
あと、正規品といいますか、購入したやつでなくても、評価版でも多分問題ないと思います。

②について、マザーと直接つなぐHDDかSSDが理想です。
というのも、インストール用のOSの場合はドライバが最低限しか入っておらず、外付けHDDやUSBなどは読み込まない可能性があります。

③について、コマンドプロンプトで弄るので抵抗がある方は諦めましょう。

④について、コマンドプロンプトを利用するので、慣れてなくて失敗した、となっても私は責任を取りませんので悪しからず。


手順① (Windowsインストールディスクで救出)

さて、本題です。
普段使ってるWindows OSがおかしくなってデータ救出ができなくなってしまった!どうしよう!
そんな時はWindowsインストールディスクをさっと用意してディスクブートをしましょう
今回はWindows 10 Pro x64のアップグレード用に作ったインストールディスクを利用します。

ディスクを入れ、PCを起動し、Cキーを連打します。
すると「Press any key to boot from CD or DVD...」と出てくるので、適当にキーを押します。
これでディスクブートができない方はディスクブートのキーが違う可能性があるので一度マニュアルなどを確認してみてください。
確認してもだめな場合はBIOSからディスクブートに切り替えます。
BIOSもマザーによっていろいろ変わるのでマニュアルを確認してください。

起動できたらShitf + F10を押下します。
すると見慣れたコマンドプロンプトが立ち上がります。
しかもありがたいことに管理者権限!
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次に、diskpartと入力し、diskpartを立ち上げます。
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立ち上がったらlist volumeと入力し、もともとCドライブだったボリュームのドライブレターを確認します。
もう一つ、バックアップ用ストレージのドライブレターも確認しておきましょう。
気をつけたいのが、今までCでもここではCではない場合があるので間違えないようにしてください。
なお、今回はスクリーンショット用で立ち上げているので実際の画面とは異なります。
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確認ができましたらexitでdiskpartを終了します。

次に、バックアップしたいファイルを探します。
まずはカレントディレクトリを移動しまくって目的のファイルを探しましょう。
なお、ボリュームの移動は/dオプションを指定しないと移動できません。
今回はF:\Test\Test.txtを探すことにしましょう。

cd /d F:\
dir
cd Test
dir
move Test.txt D:\Backup\Test.txt

ざっと書きましたが、cdとdirを駆使して目的のファイルを探し出します。
見つかったらmoveコマンドかcopyコマンドでバックアップ用ストレージへ転送します。
あとはこれを繰り返すだけです。
この時、複数のコマンドプロンプトを開いてやると効率が上がるかもしれません。
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コマンドについては別記事を参照していただくとして、Windows OSが逝っちゃってもインストールディスクさえあれば何とかなるんですね。
ちょっと面倒くさいのですが、ホストOSしかない場合は最終手段で救出できるんです。
ぜひ覚えておいてください。


手順② (デュアルブートで救出)

こっちは前準備が必要ですが、あるとGUIでいじれるのでめちゃくちゃ楽です。
デュアルブートのやり方は長くなるので今回は書かないですが、私はVHDブートを用意していたのでそっちで作業しました。
気が向いたら手順書くことにします。
ただ、VHD本体自体はCドライブにあったのでそれだけ手順①を利用しました。
ちょっと前準備が面倒ですが、デュアルブート環境をおいておくと後々楽になるかもしれません。
VHDブートの場合はファイル単位で管理できるの得おすすめです。

記事書きました。
aonasuzutsuki.hatenablog.jp


最後に

ホストのWindows OSが逝ったときはデータ損失でかなり冷や汗をかくと思いますが、ストレージが生きてる限りはなんとでもなります。
取り外せるなら取り外してやるのもありですが、そうでない場合は今回みたいな仮のOSで救出するのが一番でしょう。   焦らずに一度試してみてください。
以上インストールディスクを用いたデータの救出方法でした!
OSのディスクって何かと便利・・・。