気まま研究所ブログ

ITとスーパーカブ、思ったことをてきとーに書きます。

スーパーカブの欠けたドレン穴を補修してみた

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つい先日オイル交換を行ったのですが、逆締めに気づかず締めまくるという初歩的なミスでクランクケースのドレン穴を割ってしまいました。
割れててもボルト締めたら漏れないかなぁと淡い期待を抱いたものの、案の定漏れてきました。
ドレン穴はクランクケースに穴が空いている構造なため、キチンと修理するとなるとクランクケースの交換が必要となります。
しかしながら、クランクケースの交換はほぼフルオーバーホールに近いのでそれなりの工具と知識が必要となります。
私は工具も知識も持ち合わせていないので交換は諦めて補修でなんとか凌ぐ方針に。
お店に頼むのも一つの手ですが、改造車でかつ改造を頼んだ店が閉まってしまったので自力でなんとかするしかありません。
今回はそんな欠けたドレン穴をなんとか補修した時の事をまとめます。

クランクケースの状態

まず、クランクケースの現状なんですが、ヒビが入ったとかそういうレベルではなく、完全に欠けてしまいました。
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写真は撮っていませんが、この後もう一個欠けたので欠片が2つになりました。

準備したもの

  1. Holts(ホルツ) ガンガムチューブ MH720
  2. デイトナ(DAYTONA) バイクドレンワッシャ オイルドレンボルト用(M12×10枚) 75420
  3. 耐水ヤスリ #400 230x280mm
  4. KURE パーツクリーナー #1422 840ML
  5. セキスイ 天然ミネラルミスト ナノトタル 油クリーナー 350ml
  6. ドライヤー

デブコンのメタリックパテも考えましたが、価格が価格だけにクランクケース交換をしてくれるところを探して作業してもらうほうが安いと考えてこの3点に決めました。

補修作業

オイルで手が汚れるので細かい作業は撮っていませんが、簡単に手順を紹介します。

オイルをしっかり抜いておく

オイルが入っていたり、残っていたりするとパテがしっかり接着せずに剥離する可能性があります。
なのでしっかりとオイルを抜いておきましょう。
私は平日にドレンボルトを抜いて4日ほど放置しました。

研磨と脱脂

オイルが完全に抜けたことを確認すると、ウエス等でクランクケースに付着したオイルを拭き取ります。
しかしながら、これだけでは取り切れないのでKUREのパーツクリーナーを吹きかけて洗浄します。
これでも若干心配だったのでセキスイの油クリーナーで完全に脱脂しました。
ただし、ドレン穴の中には吹きかけないように気をつけましょう。

欠けたパーツを仮付け

接着はしないものの、欠けたパーツを接着するところに合わせて欠損具合を確認しておきましょう。
今回の場合は欠片以外に鉄くずとして結構取れたのでどれぐらいパテで埋めるのかなどをこの段階で体に覚えさせます。
合計作業は数日挟むのでこの段階でミスると結構時間の無駄になってしまいます。

パテ埋め

欠片にパテを塗りたくってクランクケースに繋ぎ合わせます。
欠片とクランクケースの隙間は埋められるようにしっかりと塗っておきましょう。
また、残ったドレン穴とネジ穴がズレないようにしっかりと位置を合わせましょう。
合わせた後にオイルを塗っておいたドレンボルトを挿しておくとネジ穴も合わせられると思います。
数分で硬化が始まるのでしばらく手で抑えておきましょう。
一応接着防止でボルトにオイルを塗っていますが、隙間に入り込むと面倒なので私は抜いておきました。

パテ盛り

パテ埋めが完了すると更にパテを盛ります。
埋めだけでは心もとないので周りもしっかりとパテで盛っていきます。

埋めた後がこんな感じです。 f:id:AonaSuzutsuki:20180425172511j:plain

盛りが完了するとドライヤーである程度硬化させておきます。
あとは完全硬化のために数日間放置します。
ガンガムチューブの説明にはアイドリングをかけて30分か1日放置するように記載されているものの、場所が場所だけにアイドリングでは硬化するかどうか微妙です。

最終調整

3日ほど放置しておいたので最後に軽く研磨してドレンボルトを締めます。
研磨は始めに使用した#400の紙やすりを使用し、パテの表面を簡単に研磨しておきます。
パテでドレン穴もボコボコになっているのでここでドレン穴もある程度平らにしておきましょう。
また、効果自体は確認していませんが、研磨することで振動で割れることが減るそうです。
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研磨が完了するとドレンワッシャーを2つはめてドレンボルトを締めます。
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あまりきつく締めるとパテが割れそうなのでちょっと緩めにしておきました。

ワッシャーは2つ入れることでいい感じに漏れ防止になりそうです。

オイルを入れて最終確認

最後にオイルを入れて漏れるかどうかを確認します。
入れたすぐに漏れてたらやり直しですが、この時点で漏れていなければとりあえずOKです。

この後また数日放置して漏れるかどうかを確認します。
入れたすぐのオイル量です。
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初めてオイルを完全に抜いたのでめちゃくちゃキレイです。

結果は記事執筆当日にオイルを入れたので数日後確認して追記で書きます。

追記

漏れもにじみもなく、オイル量も全く減っていませんでした。
うまくパテ埋めと接着ができていれば問題はありません。

追記②

1ヶ月かけておよそ500km走ってみました。
それまでにパテ浮きや空洞などで追加補修を6度ほど行いましたが、大きな問題はありませんでした。
ただ、さすがに1ヶ月ほど経つとワッシャーからじんわりと染みてきたオイルが雫を作ることが1度だけありました。
永久的な修理ではありませんが、とりあえずの補修としてはいい感じの結果になった気がします。
ちなみにオイルはホンダのウルトラG2を入れています。
次はウルトラG3でチェックしてみます。

追記③

水溶性だとしばしばレビューでも言われているガンガムチューブですが、この間大雨の時に1時間30分走行したのでその時のことを簡単にまとめておきます。
結論から言うと、水を吸ってぶよぶよになっていました
つまり溶けているわけですが、この時はエンジンをライターなどで炙るかエンジン熱でクランクケースが熱くなるのを気長に待って再度硬化するのを待ちましょう。(直接火を当てまくるのは危険ですちょっと離して熱が伝わる程度にしましょう
ただ、ぽろっと取れてしまうこともあるのでガンガムチューブは車載工具として携帯しておいた方が良いでしょう。
一度硬化してしまえばしばらく雨に打たれてもすぐのは溶け出さないので急いで帰宅しました。
また、幸いオイルドレンのところは全く溶けていなかったのですが、一番熱くなるところでしょうし、しっかり熱効果させてやれば溶けないのでしょうか。

クランクケースを割った時は正直廃車確定かと思いましたが、なんとかなりそうで良かったです。
日をまたいで漏れているかどうかは確認できていませんが、とりあえず割れた時のような2秒に1回ポトポト垂れるようなレベルではないのでかなりマシにはなったと思います。
あとはガンガムチューブが水溶性らしいので雨や水たまりの対策を考えなくてはなりません。

また数日後に報告を書きたいと思います。